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甘えた
第14章 長い一日
えーー!ちょっと待ってよー。
あたしまだ、頭の中が整理しきれてないのに…
結局、莉壱は何も悪いことはしてなかったってことだよね?それどころか助けてくれて良いことしてたんだよね?
あたしも長谷川くんと同じで、莉壱の話も聞かずに顔も見ずに突き放した。
これは…謝っとくべきだよね。結愛花を助けてくれたお礼も言っとくべきだよね。
『ちゃんと会って顔を見て』ってあたしが教えたことだもんね。
さっき長谷川くんが『莉壱が無くしたもん』って言ってた鍵も返さないといけないし。
意を決してエレベーターに乗り込んだ。
玄関のチャイムを押してインターホンから莉壱の声が返ってくるのを待つ。緊張しているときの時間ってほんとにゆっくり進む。留守かなって思った時、ガチャリと鍵の開く音がした。
玄関ドアが開くとぴーちゃんが飛び出してきて来て、あたしにぎゅっと抱きついた。
「ど、ど、どーしたの?」
目に涙を溜めて顔を真っ赤にして笑顔でコクコクと頷く。
あたしまだ、頭の中が整理しきれてないのに…
結局、莉壱は何も悪いことはしてなかったってことだよね?それどころか助けてくれて良いことしてたんだよね?
あたしも長谷川くんと同じで、莉壱の話も聞かずに顔も見ずに突き放した。
これは…謝っとくべきだよね。結愛花を助けてくれたお礼も言っとくべきだよね。
『ちゃんと会って顔を見て』ってあたしが教えたことだもんね。
さっき長谷川くんが『莉壱が無くしたもん』って言ってた鍵も返さないといけないし。
意を決してエレベーターに乗り込んだ。
玄関のチャイムを押してインターホンから莉壱の声が返ってくるのを待つ。緊張しているときの時間ってほんとにゆっくり進む。留守かなって思った時、ガチャリと鍵の開く音がした。
玄関ドアが開くとぴーちゃんが飛び出してきて来て、あたしにぎゅっと抱きついた。
「ど、ど、どーしたの?」
目に涙を溜めて顔を真っ赤にして笑顔でコクコクと頷く。