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甘えた
第14章 長い一日
涙を拭いながらスマホに文字を打ち込む。
《待ってたよ》
「え?」
《会いに来てくれたんでしょ?》
「ああ、うんうん」
《今寝てるけど側にいてあげて》
ぴーちゃんが何の話をしてるのか、さっぱり分からなかった。
寝てるって、昼寝じゃないよね?
ぴーちゃんの後についてリビングに入る。
シングルベッドのある狭い勉強部屋に行くつもりで足を向けると、ぴーちゃんに腕を掴まれ振り向かされた。
一面ガラス張りの窓際で、チェストに囲まれた大きなベッドに莉壱は寝ていた。
頬に白い傷テープが貼られ、片方の腕にはギプスを装着した姿で。
あたしは口をあんぐりと開けたままぴーちゃんを見た。
「長谷川兄?」
眉尻を下げ、困ったような渋い顔をして頷く。
やってくれるじゃん。あたしと結愛花を先に帰してこれですか?!あたしは小さく笑った。
いいんじゃない?長谷川くんが本気でぶつかったってことだもんね。
《待ってたよ》
「え?」
《会いに来てくれたんでしょ?》
「ああ、うんうん」
《今寝てるけど側にいてあげて》
ぴーちゃんが何の話をしてるのか、さっぱり分からなかった。
寝てるって、昼寝じゃないよね?
ぴーちゃんの後についてリビングに入る。
シングルベッドのある狭い勉強部屋に行くつもりで足を向けると、ぴーちゃんに腕を掴まれ振り向かされた。
一面ガラス張りの窓際で、チェストに囲まれた大きなベッドに莉壱は寝ていた。
頬に白い傷テープが貼られ、片方の腕にはギプスを装着した姿で。
あたしは口をあんぐりと開けたままぴーちゃんを見た。
「長谷川兄?」
眉尻を下げ、困ったような渋い顔をして頷く。
やってくれるじゃん。あたしと結愛花を先に帰してこれですか?!あたしは小さく笑った。
いいんじゃない?長谷川くんが本気でぶつかったってことだもんね。