この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第14章 長い一日
無意識に人垣をかき分けて進んだ。
シルエットの人物が階段を下りてくる。
あの熱はもう感じない、目で追うしかない、絶対に見失うな!
周りに居た女の子たちが纏わりついて一緒に移動し始める。
フロアに下りた所でやっとシルエットの剥がれた姿を捉えた。
髪の長い女性、背が高く、大人っぽい?いや、あどけない表情をしてる、普通の子だ。
男に近寄って一言二言、言葉を交わした様子の後、連れ立って出口へと向かおうとする。
纏わりつく女の子たちに行く手を阻まれながらも近づき、その背に向かって声をかけた。
「ねぇ…」
呼び止めようと、なんとか言葉を発したが気にも留められなかった。
俺は茫然自失した。
信じられない…
俺は『おひさま』に恋をした。
シルエットの人物が階段を下りてくる。
あの熱はもう感じない、目で追うしかない、絶対に見失うな!
周りに居た女の子たちが纏わりついて一緒に移動し始める。
フロアに下りた所でやっとシルエットの剥がれた姿を捉えた。
髪の長い女性、背が高く、大人っぽい?いや、あどけない表情をしてる、普通の子だ。
男に近寄って一言二言、言葉を交わした様子の後、連れ立って出口へと向かおうとする。
纏わりつく女の子たちに行く手を阻まれながらも近づき、その背に向かって声をかけた。
「ねぇ…」
呼び止めようと、なんとか言葉を発したが気にも留められなかった。
俺は茫然自失した。
信じられない…
俺は『おひさま』に恋をした。