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甘えた
第14章 長い一日
誰だよー、まったくよー、銀河たちを狙うには今日がうってつけだったんだろうけど…今日じゃなくてもいいだろーに!

知らねー奴から、銀河の女を拉致ったって、嬉しそうな声で電話があった。

全然知らない人間ではない…番号登録してあったくらいだから顔を見れば知ってる奴、悪さをする時にちょっと一緒に行動する程度の仲。

タクシーを捕まえ、奴らのたまり場になってる看板を下ろしたスナックへと急いだ。

「どーいうこと?」

都羽の言いつけを守って、手を出すよりも先に口頭で質問してやったよ?

俺が銀河の女にちょっかいかけてることを知ってるコイツらがご丁寧に女を拉致って用意しといた、だと。

ご褒美にチームに入って下さい、だと。

「都羽を狙ったのもアンタら?」

それはまた別のチームだと。

何なんだよ!俺に直接言えばいいじゃねーかっ。

あ…断ってたから、こーいう事になったのか。

勘弁してよー、全部俺のせい?!
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