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甘えた
第14章 長い一日
「女は連れて帰るから」

都羽に怒られるの嫌だから、穏便に済ませたかったのに、そんな雰囲気じゃなくって…

4、5人の男に囲まれてる中で、べそべそ泣いてる女をどーやって連れて逃げろっていうんだよ。

いつものように振り切れて目の前の奴を殴りつけていた。

スーツのジャケットって動きにくいんだなってことしか頭になかった。

怯えて泣き続ける女をタクシーに乗せ、一旦俺の部屋で保護する。

「うちに連れて帰って来たから取りに来て」

銀河に引き渡すために電話でそう伝えた。

一向に泣き止まない女の頭に手を置き、慰めの言葉をかける。

「すぐに銀河が迎えにくるって」

だけど、俺に対しても怯える様子を見せたから、少し離れて距離をとった。ほら見ろ、こんな女に手を出さないで正解だ。

玄関でガコッと音がした。銀河だ。ホテルからだったら20分もかからない。

いつもの癖で施錠していたようだ。しかしすぐに開錠される。

ん?

不思議に思ったのも束の間で、顔面蒼白で現れた銀河にひるんだ。

相当心配していたってことは分かる。優しく包み込む様に抱きしめながら詫びを入れている銀河の姿を見て、コイツにもこんな弱い部分があるんだって思った。
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