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甘えた
第14章 長い一日
一日中寝て過ごす俺は何度も同じ夢を見る。俺に一瞥もくれず部屋から立ち去る後ろ姿に都羽、都羽と呼び続ける。

目を覚ますたび、心配そうに覗き込むぴーちゃんの顔があった。ぴーちゃんは病院から戻った日からずっと付き添っていてくれた。

食事を一切口にしなかった俺はいつのまにか病院へ連れて行かれ点滴を打たれたりした。

目を覚ますのは何度目だろう…今日は天気もいいし、気分が軽くなったような気がする。いい加減、起き上がらないとな……

もう、都羽は来ない…最初っから都羽は銀河の仲間だったってことさ。

気持ちに踏ん切りをつけ、ぴーちゃんを呼んだ。

ぴーちゃんの代わりに姿を見せたのは、振り向いて欲しいと切望していた





     『おひさま』




            だった。




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