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甘えた
第14章 長い一日
さすが炊飯器、失敗無く美味しそうに出来上がっていた。
たくさん食べてもらおうと思って大きめの茶碗によそう。スプーンを添えてテーブルに出すと不満げな表情の莉壱。
「白米だけ?」
「だって、冷蔵庫に何も無いんだもん。塩だけ。熱いからふぅふぅするんだよ?」
長いことふぅふぅして完全に冷ましてから口に入れた。おかゆを入れたまま固まったと思ったら、顔をテーブルに突っ伏して拳を握っている。
「はぁーーー食った。もうおなかいっぱい」
「うっそ?!」
「ごちそうさま」
手で口を押えながら目を閉じている。
「口の中痛いの?」
「痛ーい」
ぴーちゃんの言ってた通りだ。これじゃあ、しばらく食べること出来ないじゃん。
「それっぽっちじゃ、おなか空かない?」
「痛みで食欲は無いからへーき。昨日点滴打ったし」
たくさん食べてもらおうと思って大きめの茶碗によそう。スプーンを添えてテーブルに出すと不満げな表情の莉壱。
「白米だけ?」
「だって、冷蔵庫に何も無いんだもん。塩だけ。熱いからふぅふぅするんだよ?」
長いことふぅふぅして完全に冷ましてから口に入れた。おかゆを入れたまま固まったと思ったら、顔をテーブルに突っ伏して拳を握っている。
「はぁーーー食った。もうおなかいっぱい」
「うっそ?!」
「ごちそうさま」
手で口を押えながら目を閉じている。
「口の中痛いの?」
「痛ーい」
ぴーちゃんの言ってた通りだ。これじゃあ、しばらく食べること出来ないじゃん。
「それっぽっちじゃ、おなか空かない?」
「痛みで食欲は無いからへーき。昨日点滴打ったし」