この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第14章 長い一日
点滴じゃ、おなか膨れないよ…みんなどうやって乗り切ってるんだろ?父さんに聞いてみるかなー。修羅場をくぐってきた父さんならいい知恵を貸してくれるかもしれない。
「ちょっと、いい方法ないか聞いてみるね」
父さんに電話をして事情を話すと、ここからわりと近い現場で作業をしているらしく、仕事が終わり次第様子を見に寄ると言い出した。
ついでだから父さんと一緒に帰ればいっか。
電話を繋いだまま莉壱に話を振る。
「莉壱ー、父さんが来るって言ってるんだけどいいかな?」
「いいけど、この顔で会うの?」
「ケガを見てもらった方が話が早いと思うんだ」
「んーわかった」
「んじゃあ、父さん地図送るね。近くまで来たら電話ちょうだい……はーい」
電話を切り終え、父さんにメールを送る。
「風呂入ってくる。俺、臭うらしいから」
「あ、いや、えっと…臭くないよ?」
白けた顔の莉壱。あーごめん、嘘です。臭いです。
「ちょっと、いい方法ないか聞いてみるね」
父さんに電話をして事情を話すと、ここからわりと近い現場で作業をしているらしく、仕事が終わり次第様子を見に寄ると言い出した。
ついでだから父さんと一緒に帰ればいっか。
電話を繋いだまま莉壱に話を振る。
「莉壱ー、父さんが来るって言ってるんだけどいいかな?」
「いいけど、この顔で会うの?」
「ケガを見てもらった方が話が早いと思うんだ」
「んーわかった」
「んじゃあ、父さん地図送るね。近くまで来たら電話ちょうだい……はーい」
電話を切り終え、父さんにメールを送る。
「風呂入ってくる。俺、臭うらしいから」
「あ、いや、えっと…臭くないよ?」
白けた顔の莉壱。あーごめん、嘘です。臭いです。