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甘えた
第14章 長い一日
「どうぞ、おかけになってください」
いつも莉壱が座っている席を勧める。
「いや、路駐してっからすぐ帰るよ。つーか、おめぇ堅ぇなぁ~。それにしても随分と男前にされたな、見してみろ」
莉壱の口を開けさせ中を覗き込む。
「あ?あああ?縫ったの?」
「ふぁい」
「だっせー、こんなの舐めときゃ治るって」
ダサいと言われて父さんを睨みつける。
「いい目しやがるじゃん。ビビったよー、うちの都羽ちゃんが軟弱な男と付き合ってるのかと思っちゃったよー」
「父さんっ!」
さっきから失礼な事ばっか言ってる…
「お前、利き手どっち?」
「こっち」
ギプスをしていない方の手を上げる。
いつも莉壱が座っている席を勧める。
「いや、路駐してっからすぐ帰るよ。つーか、おめぇ堅ぇなぁ~。それにしても随分と男前にされたな、見してみろ」
莉壱の口を開けさせ中を覗き込む。
「あ?あああ?縫ったの?」
「ふぁい」
「だっせー、こんなの舐めときゃ治るって」
ダサいと言われて父さんを睨みつける。
「いい目しやがるじゃん。ビビったよー、うちの都羽ちゃんが軟弱な男と付き合ってるのかと思っちゃったよー」
「父さんっ!」
さっきから失礼な事ばっか言ってる…
「お前、利き手どっち?」
「こっち」
ギプスをしていない方の手を上げる。