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甘えた
第14章 長い一日
「目も鼻も歯も利き手も無事なんだろ?どんだけ手加減されてんだ?」
「手加減されたパンチじゃないよ、あれは。あばらが痛いのが不便かな」
「痛ぇのはわかるけどよー。まぁ骨も普通に過ごしてりゃ治るよ」
「父さん、ご飯食べれないんだけど、どーすればいい?」
「ストローで冷めた味噌汁でも飲ませりゃいいよ」
「へぇー、ストロー使えば食べれるんだ」
流動食か…なるほど。さすが父さん、経験あるんだろうな。
「俺の世話でこのまま都羽を2、3日借りていい?」
敬語を外しすっかりタメ口になった莉壱が父さんに爆弾発言をした。
「あ?おお。俺はいいけどよー、そんなこと一々親に言わなくていいべ?いや、言ってもらえると安心すっけどよ」
「あたし、父さんと一緒に帰るつもりなんだけど?」
「んな冷たい事言ってやるなよ。参ってる時ぐらいは好きな女に一緒に居てもらいてぇもんだよ、都羽ちゃん」
父さんまでそんなこと…さすが元ヤン。
「さて、駐禁取られない内に帰るとするか。莉壱、都羽を頼んだぞ」
「はい。こちらこそ、ご足労頂きましてありがとうございます」
「堅ぇんだよ、っとに」
「下まで送ってくるね」
「手加減されたパンチじゃないよ、あれは。あばらが痛いのが不便かな」
「痛ぇのはわかるけどよー。まぁ骨も普通に過ごしてりゃ治るよ」
「父さん、ご飯食べれないんだけど、どーすればいい?」
「ストローで冷めた味噌汁でも飲ませりゃいいよ」
「へぇー、ストロー使えば食べれるんだ」
流動食か…なるほど。さすが父さん、経験あるんだろうな。
「俺の世話でこのまま都羽を2、3日借りていい?」
敬語を外しすっかりタメ口になった莉壱が父さんに爆弾発言をした。
「あ?おお。俺はいいけどよー、そんなこと一々親に言わなくていいべ?いや、言ってもらえると安心すっけどよ」
「あたし、父さんと一緒に帰るつもりなんだけど?」
「んな冷たい事言ってやるなよ。参ってる時ぐらいは好きな女に一緒に居てもらいてぇもんだよ、都羽ちゃん」
父さんまでそんなこと…さすが元ヤン。
「さて、駐禁取られない内に帰るとするか。莉壱、都羽を頼んだぞ」
「はい。こちらこそ、ご足労頂きましてありがとうございます」
「堅ぇんだよ、っとに」
「下まで送ってくるね」