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甘えた
第14章 長い一日
莉壱を残して父さんとエレベーターに乗り込む。
「ケンカの相手って誰よ?」
「お兄さん。ケンカっていうか悪さして怒られたって感じ?」
「ぶはっ。兄弟喧嘩かよ」
「そうそう。例の長谷川くんが兄なの」
「なんだよぉ、莉壱も長谷川のガキかよ…あー、2番目の嫁さんか」
「父さんよく知ってるね?」
「地元の繋がりだよな。長谷川は俺らより4つくらい上だったかな?金持ちだったから、たまーにお小遣い貰ってたっていうか…」
「それって、まさかと思いますけどカツアゲじゃないでしょうね?」
「そーとも言うかな?まぁ、俺が中坊ん時の話だから、うひゃひゃ」
お小遣いで思い出した。
「父さん、お財布持ってくるの忘れちゃって…あの、お金が…」
財布の中から1万円札を取り出す。
「俺の稼ぎで都羽を養ってるんだから、長谷川の金に頼るんじゃねーぞ」
父親らしい言葉で手に握らせてくれた。
「ケンカの相手って誰よ?」
「お兄さん。ケンカっていうか悪さして怒られたって感じ?」
「ぶはっ。兄弟喧嘩かよ」
「そうそう。例の長谷川くんが兄なの」
「なんだよぉ、莉壱も長谷川のガキかよ…あー、2番目の嫁さんか」
「父さんよく知ってるね?」
「地元の繋がりだよな。長谷川は俺らより4つくらい上だったかな?金持ちだったから、たまーにお小遣い貰ってたっていうか…」
「それって、まさかと思いますけどカツアゲじゃないでしょうね?」
「そーとも言うかな?まぁ、俺が中坊ん時の話だから、うひゃひゃ」
お小遣いで思い出した。
「父さん、お財布持ってくるの忘れちゃって…あの、お金が…」
財布の中から1万円札を取り出す。
「俺の稼ぎで都羽を養ってるんだから、長谷川の金に頼るんじゃねーぞ」
父親らしい言葉で手に握らせてくれた。