この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第14章 長い一日
ジュースの入ったコップを持って、シチューを完成させるためにキッチンへと戻った。
鍋に火を入れバターを溶かす、鶏肉を炒めてから玉ねぎを投入する。そして汗を拭う。
このキッチンには窓がない。天井に空調設備の換気口が付いているけど調理中の高温には用をなさない。
時折、ジュースを飲みながら料理をする。
早い段階で人参を入れ、ひとかきして油をなじませ水を…
あっ、水!
テーブルにペットボトルを取りに行く。涼しい…
スマホを眺めている莉壱の横には空になったコップが。
「飲めた?」
「あ?うん。あんま味しなかったけど、鼻で味わった」
「ふふ、鼻で?」
「りんごの香りが鼻から抜けたよ」
食べ物を口にしてくれたことを密かに喜びながら、灼熱地獄のキッチンに向かい、鍋に水を注いだ。
コップに3分の1程残ったジュースを水で薄め、一気に飲み干した。
「ぷっはーっ」
鍋に火を入れバターを溶かす、鶏肉を炒めてから玉ねぎを投入する。そして汗を拭う。
このキッチンには窓がない。天井に空調設備の換気口が付いているけど調理中の高温には用をなさない。
時折、ジュースを飲みながら料理をする。
早い段階で人参を入れ、ひとかきして油をなじませ水を…
あっ、水!
テーブルにペットボトルを取りに行く。涼しい…
スマホを眺めている莉壱の横には空になったコップが。
「飲めた?」
「あ?うん。あんま味しなかったけど、鼻で味わった」
「ふふ、鼻で?」
「りんごの香りが鼻から抜けたよ」
食べ物を口にしてくれたことを密かに喜びながら、灼熱地獄のキッチンに向かい、鍋に水を注いだ。
コップに3分の1程残ったジュースを水で薄め、一気に飲み干した。
「ぷっはーっ」