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甘えた
第14章 長い一日
「…った!」
朝、目が覚めると共にベッドから、ずり落ちた。なんてことはない、寝返りを打った先が宙だっただけだ。
「寝相が悪いってことはよーく分かった」
ベッドの上から莉壱の声が聞こえる。
半分寝たままのあたしは上体を起こしてシーツの上で腕を伸ばす。
「2回も起こされたよ?あばらを殴られてさ」
「うそ?!ごめんね」
完全に目を覚まし、ベッドに飛び乗り正座をして、あばらを摩る。
「無意識だから…ほんとごめんなさーい。だからソファーで寝るって言ったのに」
「もうちょっと寝る」
「うん」
あたしはおなかを抱えてトイレに急ぐ。
「帰りたい…」
便座に座って呟いた。
おなか痛いし、腰も重いし。自分の布団で丸まりたい~。
お風呂場に行って干しておいた下着を取り込む。
夜に仕掛けておいた洗濯も乾燥が終わってすっかりふんわりと仕上がっている。
バスタオルや莉壱の衣類を畳んで所定の場所にしまい、自分の服に着替えて莉壱に借りた服を洗濯機に放り込んだ。
朝、目が覚めると共にベッドから、ずり落ちた。なんてことはない、寝返りを打った先が宙だっただけだ。
「寝相が悪いってことはよーく分かった」
ベッドの上から莉壱の声が聞こえる。
半分寝たままのあたしは上体を起こしてシーツの上で腕を伸ばす。
「2回も起こされたよ?あばらを殴られてさ」
「うそ?!ごめんね」
完全に目を覚まし、ベッドに飛び乗り正座をして、あばらを摩る。
「無意識だから…ほんとごめんなさーい。だからソファーで寝るって言ったのに」
「もうちょっと寝る」
「うん」
あたしはおなかを抱えてトイレに急ぐ。
「帰りたい…」
便座に座って呟いた。
おなか痛いし、腰も重いし。自分の布団で丸まりたい~。
お風呂場に行って干しておいた下着を取り込む。
夜に仕掛けておいた洗濯も乾燥が終わってすっかりふんわりと仕上がっている。
バスタオルや莉壱の衣類を畳んで所定の場所にしまい、自分の服に着替えて莉壱に借りた服を洗濯機に放り込んだ。