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甘えた
第15章 15
古い商店と新しいビルが混在し、品のある女性がよく目に留まるような街並みの駅前からタクシーで走ってすぐに住宅街に入る。一軒一軒が大きく、塀や生垣が高くて家の様子が伺えない。

その中の一軒、真っ白で四角くて窓のない建物が莉壱の実家だった。

「実家って言っても、ここに住むのは初めてなんだ」

「そうなの?ああ、一人暮らししてたから?」

「母親の趣味でさ、自分の好みにリフォームして家具付きのまま賃貸や売りに出しちゃうんだよ。定住って概念がなくて2年も経つと新しい家に移るんだ。遊牧民みたいだろ?」

「テレビで見たけど、海外ってそうやって不動産価値高めてくんじゃないの?」

「ここは日本だからね、土地しか評価されないよ」

「へぇ、そうなんだぁ」

門をくぐってすぐ玄関。

「お邪魔します」

入ってびっくり!まず玄関が広い!うちの台所と居間がすっぽり入りそうな広さ、そして目の前の透明なガラスの先に庭があった。

セレブの世界へようこそ!って感じ。
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