この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第16章 16
「ギプス外れたんだ?」
「まだ早いって怒られたけど、邪魔だったから取ってもらった」
「カルシウムちゃんと摂ってね」
「ついでに都羽も追い越してやる、ふふっん。そうだ…」
体を起こして座席の足元から大きな紙袋を取り出す。
「受験用のプリントと問題集。受験までに毎日取り組めば終わる量だから」
中を覗いて恐怖に震える…
「こんなにたくさん…?」
「英語は10%増量しといたから」
「鬼っ!」
「あはは。都羽のためなのになぁー」
愉快そうに笑う。けど、こんなに沢山あたしのために揃えてくれて…それも短期間で。
莉壱の本当の優しさが伝わってくる。
あたしの頭にポンっと手を置き、優しい声色で…
「頑張れ」
「うん。頑張る…ありがとう」
「まだ早いって怒られたけど、邪魔だったから取ってもらった」
「カルシウムちゃんと摂ってね」
「ついでに都羽も追い越してやる、ふふっん。そうだ…」
体を起こして座席の足元から大きな紙袋を取り出す。
「受験用のプリントと問題集。受験までに毎日取り組めば終わる量だから」
中を覗いて恐怖に震える…
「こんなにたくさん…?」
「英語は10%増量しといたから」
「鬼っ!」
「あはは。都羽のためなのになぁー」
愉快そうに笑う。けど、こんなに沢山あたしのために揃えてくれて…それも短期間で。
莉壱の本当の優しさが伝わってくる。
あたしの頭にポンっと手を置き、優しい声色で…
「頑張れ」
「うん。頑張る…ありがとう」