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第17章 １７

とにかく、事実確認をしなければ！

まだ５月だよ？相手とは知り合って間もないんじゃ？いやいや、時間は関係ないか…
とにかく結愛花と連絡を取って事実確認！

大学からの帰りの電車で結愛花にメッセージを送る。

《今日部屋に行っていい？》

なかなか返事が来ない、まだ授業が終わってないのかもしれない…

わたしも結愛花も長谷川くんも別々の大学に進んだので、４月になってから二人の様子はさっぱり分からなかった。

最後に会ったのは３月半ば、長谷川くん家で卒業パーティーをした時。庭で仲間を集めてＢＢＱ。仲良さげに肉を焼いてたんだけどなぁ……


電車を降りたところで返事が来た。ホームのベンチに座りスマホを開く。

《ごめーん　これからデート》

文字の周りはハートマークだらけ。一文を打つのに３行も使ってる。見よっ、これが女子力！

《長谷川くんとじゃないのかな？》

出来るだけソフトに爆弾を放り投げた。

《その話はまた今度　テヘッ》

逃げられた。まぁ、そのうち話してくれるでしょ。人の恋路に口を出すなって言うからね。文面を見る分には結愛花が楽しそうだったから、いっか。