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甘えた
第17章 17
「ごめんなさい、すみませんでした、申し訳ありません、ううっ」

土下座の様な恰好で謝り倒す。あくまでも土下座ではない。というのも手は床に付いているのではなく、赤面した顔を覆っているから。

悲鳴を上げた後、光政に引き摺られて側近部屋に捕獲された。

人様の…それも知り合いの致しているところを見るなんて、耐性は無い。
炎を噴き上げる顔面を覆って、床に這いつくばる様に体を縮こませ羞恥心に苦悶する。
そこに服を着た長谷川くんがやって来たというわけ。

見たって言っても一瞬よ?何にも見えてないわよ?ちょっとお尻くらいは見たかもしれないけど。
女の子だって長谷川くんに隠れて見えなかったし。

「いいとこだったのに…」

「ほんっとに、ごめんなさいっ!」

「あっはっはっ。久保は結愛花のことになると見境ないな」

さすが長谷川くん。あたしの用件をお見通しなのね。

「そうよ!長谷川くん、結愛花のこと捨てたでしょ?!結愛花よりもさっきの子を選んだってわけ?!」

「俺が?まさか。俺が捨てられた方だ」

「うっそーん?」

ありえない現実を突き付けられ、驚いたあたしは跳ね起きる様に顔を上げた。
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