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甘えた
第17章 17
一方、あたしはといえば莉壱のことしか考えられない。受験のことで頭がいっぱいだったけど、莉壱が用意してくれた問題集を解きながら、いつもそばに居てくれる気がした。

ミナミに誘われて行った新歓コンパでも彼氏持ちで通したし。
でもさ、ミナミに言われたんだけど…

「いくら国際遠恋だからって連絡があれだけって、友達レベルじゃない?」

「いやでも、別れ話してないし」

「都羽…自然消滅って言葉、知ってる?」

ひょっとして、あたし達終わってる…とか?

まさかね、莉壱は『いってきます』って旅立ったんだから『ただいま』ってあたしのところに帰ってくるはず。

やばい……今、あたし寂しい。

ふと、会いたくなって寂しさを感じる時もあったけど、こんなに不安感に襲われるのは初めて。
こんな時は走るに限るっ。
寂しくなっても『みやこ』にならないよ、あたしは莉壱によってセックスの認識が塗り替えられたんだから。

夕食後ひと休みしてからジャージに着替え、夜の住宅街を走り抜ける。

地図上の10キロを目安に走っているけれど、1時間というタイムが優先で、家の前を通り過ぎて調整することなんてこともしばしば。

今夜も、6分走り足りなくて家の前を通過した。スピードを上げ過ぎたかも…

結愛花の家を過ぎてしばらくすると1台の車とすれ違う。
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