この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘えた
第17章 17
助手席に結愛花の姿を捉えた。

あたしは足を止め、もと来た道を歩いて引き返す。

結愛花もライトに照らし出されたあたしの姿に気付いたのだろう、家の前に停まった車のそばからこっちを見てる。 

「とわちゃん」

にこやかに手を振ってあたしの到着を待っている。

「デートの帰り?」

「うん。彼を紹介するね、うふっ」

大学の先輩だという彼氏は文学部の4年生、温厚そうで眼鏡をかけた風貌は学校の先生のように見える。
顔が似ているという訳じゃないが、雰囲気は結愛花のお父さんに近い。結愛花の好みって本当はこーいう人だったんじゃないかと思えてくる。

なにより一番のポイントは大人だということ。物腰柔らかにしゃべる仕草からはゆとりのある大人感が漂う。落ち着いた年上男性の人柄に惹かれたんだろうか…

生きてきた年数が多いという部分は、長谷川くんが逆立ちしても太刀打ち出来ない現実だ。 

悪い人ではなさそうだし、結愛花は幸せそうだったし、見守っていくしかないのかな。 
/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ