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甘えた
第3章 03
詰まっていた問題が簡単に解けたことにびっくりしたのと黒髪がスラスラ解いてしまったことにびっくりして、黒髪をポカンと見つめてしまう。
「アンタ秀才だね…」
「ぶっ。おもしろい顔」
黒髪が目を瞑って吹き出した。
目を閉じると口元が笑ってるから、とっても可愛い笑顔に見える。
でも目を開けた途端に冷たい視線のせいで…
………意地の悪い笑顔に変わった。
「莉壱さん、どうぞ」
障子戸が開き、光政が誰かを呼びに来た。
あ、今日は光政居たんだ…
黒髪が立ち上がってあたしの頭に手を置くと、笑顔を向ける。
「またねー」
だからその笑顔…作り笑顔が怖い…
光政と黒髪が姿を消してすぐに光政だけ戻って来た。
「送ってく」
あたしの正面にまわった光政が真面目な顔して言うもんだから、何かあるんだろうと察した。
「ん」
問題集を片付け、いつもの笑顔でみんなと挨拶を交わす。
「みんなーお先に。バイバイ」
「「バイバーイ」」
視界の端で捉えたスキンヘッドが怖かった……
「アンタ秀才だね…」
「ぶっ。おもしろい顔」
黒髪が目を瞑って吹き出した。
目を閉じると口元が笑ってるから、とっても可愛い笑顔に見える。
でも目を開けた途端に冷たい視線のせいで…
………意地の悪い笑顔に変わった。
「莉壱さん、どうぞ」
障子戸が開き、光政が誰かを呼びに来た。
あ、今日は光政居たんだ…
黒髪が立ち上がってあたしの頭に手を置くと、笑顔を向ける。
「またねー」
だからその笑顔…作り笑顔が怖い…
光政と黒髪が姿を消してすぐに光政だけ戻って来た。
「送ってく」
あたしの正面にまわった光政が真面目な顔して言うもんだから、何かあるんだろうと察した。
「ん」
問題集を片付け、いつもの笑顔でみんなと挨拶を交わす。
「みんなーお先に。バイバイ」
「「バイバーイ」」
視界の端で捉えたスキンヘッドが怖かった……