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甘えた
第18章 18
莉壱が入れてくれたビデオ通話のアプリで、ほぼ毎日連絡を取っている。13時間の時差の関係でお互いの都合がつくのが、なんと寝起きの時間帯。
最初は早起きして、顔を洗って髪も梳かしていたのに、すぐに挫折して布団の中で「後5分寝かせて…むにゃ」って寝ぼけた。
「画面が真っ黒!電話じゃないんだよ」って大爆笑する声に飛び起きたり。
莉壱も授業の合間にかけてきてくれてるから、毎日話してるといっても内容があるものじゃない。
莉壱が起きる時間はあたしが帰宅途中の電車の中かバイト中で滅多にかけることが出来ないけど、数えるほどしかない莉壱の寝起きは可愛かった、むふっ。
「むふっ」
「なに思い出しエロ笑いしてんだか……今度紹介してね、ネクタイの君」
「あはっ、懐かしー。そういえばネクタイしてたね。あたしも若かったなー。ひゃー、恥ずかしい」
「いやいや、堂々と彼氏のネクタイを締めてる都羽はカッコ良かったですよ?」
「ミナミは同じクラスに彼氏がいたでしょー、そっちの方が羨ましかったわ」
「もうっ、元カレのことは言わないでよ。都羽、今日バイト?遊んで帰ろうよ」
「今日は教授のとこ寄ってから、道場だよ」
最初は早起きして、顔を洗って髪も梳かしていたのに、すぐに挫折して布団の中で「後5分寝かせて…むにゃ」って寝ぼけた。
「画面が真っ黒!電話じゃないんだよ」って大爆笑する声に飛び起きたり。
莉壱も授業の合間にかけてきてくれてるから、毎日話してるといっても内容があるものじゃない。
莉壱が起きる時間はあたしが帰宅途中の電車の中かバイト中で滅多にかけることが出来ないけど、数えるほどしかない莉壱の寝起きは可愛かった、むふっ。
「むふっ」
「なに思い出しエロ笑いしてんだか……今度紹介してね、ネクタイの君」
「あはっ、懐かしー。そういえばネクタイしてたね。あたしも若かったなー。ひゃー、恥ずかしい」
「いやいや、堂々と彼氏のネクタイを締めてる都羽はカッコ良かったですよ?」
「ミナミは同じクラスに彼氏がいたでしょー、そっちの方が羨ましかったわ」
「もうっ、元カレのことは言わないでよ。都羽、今日バイト?遊んで帰ろうよ」
「今日は教授のとこ寄ってから、道場だよ」