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甘えた
第18章 18
マンションは莉壱の大学よりもあたしの大学の方が近い。通い易いようにって配慮してくれたみたい。

せっかく父さんの許しが出たのに就職後、同棲が出来無さそうなあたし達は大学在学中だけでも…と週に3日、バイトと稽古のない日だけの半同棲生活を送ることにした。

3LDKファミリータイプの住居は、無駄に広い。しかも、ひと部屋をあたしが勉強できるスペースにと莉壱が与えてくれた。



「昨日、荷物が届いたんだ」

あたしを背後から抱きかかえ寝室に向かわせる。ベッドの上に置かれた大きな箱にはオシャレに疎いあたしでも見たことあるブランドのロゴ。

「着てみて」

「えっ?」

驚きながら蓋を開けると白い薄紙が。うわっ、こんなの学生服を買った時にしか見たことがない…

薄紙をふわりとひらくとそこには、シルクのような高級感のある素材の黒い服が入っていた。

肩を摘まんで目の前に掲げる、襟元からたっぷりとタックが入っているAラインのノースリーブワンピース。ハイネックに見えた襟はビーズで編まれている。テロテロとした生地の服なんて初めて。

「黒でシンプルでしょ?」

「うん、大人っぽいね」

「そおかなぁ?膝上丈だから少し子供っぽいと思ったんだけど。いいから、早く着てみて」

「え?でも、これをあたしに?」

「そうだよ、俺が着るわけないだろ」
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