この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第18章 18
「俺の手を見て」
鏡に映るのは、肌をなぞる大きな手。筋張ったしなやかな手は、拳で人を殴っていたやんちゃな過去を忘れてしまいそう。
胸を揉み上げながら、絞り出すように乳首を尖らせ、先端を指先で引っ掻くように弾かせる。
「…あぁんっ」
軽く背筋を仰け反らせ、自分の弄られる姿に興奮する。
「莉壱…キスして」
髪や耳、首筋に音を鳴らしながらキスをくれる莉壱を振り向き、唇を求めたのに…
「ほら、ちゃんと見てて」
ってあたしを不満げな顔にさせる。
視線を鏡に戻した途端に、胸を離した片方の手が、素早く秘部へと滑り込んだ。
「っん、んぅ…」
引き締まった腕の前腕筋の動く様がやけにいやらしく感じる。溶け始めることを受け入れたあたしは、首を竦め莉壱の胸に凭れかかった。
「滴りそうなほど濡れてるね」
掬うようにしてあたしの中の粘液を掻き出す。その濡れた指に粒をクルリと擦り回され、
「あんっ!」
体をヒクンと跳ねらせて反動的に腰を突き出す格好になる。
バランスをとるために咄嗟に手をついた先は、クローゼットの扉の内側にはめ込まれた姿見。完全に開ききっていなかった扉がぐらりと揺れ、上半身が傾いた。
「あぶなっ」
腕一本であたしを抱き留めつつも、もう一方の小手先は攻める動きを緩めることはない。
「あっ…莉壱…莉壱、も…挿れて…」
鏡の中の滲んだ莉壱に懇願する。
鏡に映るのは、肌をなぞる大きな手。筋張ったしなやかな手は、拳で人を殴っていたやんちゃな過去を忘れてしまいそう。
胸を揉み上げながら、絞り出すように乳首を尖らせ、先端を指先で引っ掻くように弾かせる。
「…あぁんっ」
軽く背筋を仰け反らせ、自分の弄られる姿に興奮する。
「莉壱…キスして」
髪や耳、首筋に音を鳴らしながらキスをくれる莉壱を振り向き、唇を求めたのに…
「ほら、ちゃんと見てて」
ってあたしを不満げな顔にさせる。
視線を鏡に戻した途端に、胸を離した片方の手が、素早く秘部へと滑り込んだ。
「っん、んぅ…」
引き締まった腕の前腕筋の動く様がやけにいやらしく感じる。溶け始めることを受け入れたあたしは、首を竦め莉壱の胸に凭れかかった。
「滴りそうなほど濡れてるね」
掬うようにしてあたしの中の粘液を掻き出す。その濡れた指に粒をクルリと擦り回され、
「あんっ!」
体をヒクンと跳ねらせて反動的に腰を突き出す格好になる。
バランスをとるために咄嗟に手をついた先は、クローゼットの扉の内側にはめ込まれた姿見。完全に開ききっていなかった扉がぐらりと揺れ、上半身が傾いた。
「あぶなっ」
腕一本であたしを抱き留めつつも、もう一方の小手先は攻める動きを緩めることはない。
「あっ…莉壱…莉壱、も…挿れて…」
鏡の中の滲んだ莉壱に懇願する。