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甘えた
第4章 04
車は都心に入っていくと高いビルが立ち並んだ広い道路へと景色が変わる。
しばらく走ると広い道路に面したパーキングの入り口から地下へと下りて行く。
高級車が並ぶ場内を進み、エレベーターホール前で停車した。
「後はよろしく」
運転手に一言声を掛けた莉壱が自分でドアを開け降りる。
「おつかれーまたねぇ」
後部座席に深く座り込んだあたしは、莉壱の背中に向かって手を振った。
「いっしょに降りようねー」
再び乗り込んできた莉壱に押され、スキンヘッドの手によって開けられた降車口から降ろされてしまった。
あたしを逃がさないよう莉壱が手を掴み、エレベーターに乗り込むと、Lと12を押した。
ロビー階に着くとぴーちゃんだけが降りた。
「またな」
ぴーちゃんに向けた言葉に便乗し
「うん。またねー」
素知らぬふりで降りようと試みるも掴まれた手を引き戻され失敗に終わる。
二人っきりなんて、ヤバくない?
長谷川くん、二人っきりになるのも想定してくれてますか?
しばらく走ると広い道路に面したパーキングの入り口から地下へと下りて行く。
高級車が並ぶ場内を進み、エレベーターホール前で停車した。
「後はよろしく」
運転手に一言声を掛けた莉壱が自分でドアを開け降りる。
「おつかれーまたねぇ」
後部座席に深く座り込んだあたしは、莉壱の背中に向かって手を振った。
「いっしょに降りようねー」
再び乗り込んできた莉壱に押され、スキンヘッドの手によって開けられた降車口から降ろされてしまった。
あたしを逃がさないよう莉壱が手を掴み、エレベーターに乗り込むと、Lと12を押した。
ロビー階に着くとぴーちゃんだけが降りた。
「またな」
ぴーちゃんに向けた言葉に便乗し
「うん。またねー」
素知らぬふりで降りようと試みるも掴まれた手を引き戻され失敗に終わる。
二人っきりなんて、ヤバくない?
長谷川くん、二人っきりになるのも想定してくれてますか?