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甘えた
第4章 04
揃えた足から下着を抜かれると、足首を高く持ち上げ…

「自分で押さえてて」

言われた通り両足を揃え、ふくらはぎを掴んでぴんと伸ばしたつま先を天井に向ける。

「体柔らかいね、体操選手みたい」

くすくす笑いながら、腿から上に向かって唇で食まれていく。

莉壱の舌がひざ裏をつーっと横になぞると快感の震えに襲われた。

「んふっ…」

声を上げると足を開いて莉壱が顔を覗かせる。

「ここ、弱いんだ?」

その声にずっと閉じていた目を開ける。

顔を上気させ、唇の端を光らせたあたしは、物欲しそうな目をしていたに違いない。

今すぐにでも挿れて欲しかった…スポーツ的セックスをするあたしは前戯にこんなに時間をかけなかった。

疼く体を火照らせて、欲を垂れ流しにしているあたしを見て莉壱はくすくす笑いながら再び足を閉じてひざ裏に尖った舌先を這わせて弄ぶ。

さっきから笑ってばかりの莉壱に辱められるもこのまま流されてみたいと思った。

「んぁ…ぁ……ん」

ひざ裏での刺激に体の力が抜けていく…自分の足を掴んでいた手がスルッと離れ、崩れ落ちる足を掴まれた。

「あぶねー、踵落とし食らうとこだった」
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