この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘えた
第6章 06
かごの中の商品を戻して外食するべきか…いや、高級スーパーでそんなみっともない真似、恥ずかしくて出来ない…
メニューを変えようかな?でも調味料は必須だし…結局買わなきゃいけない。
あごに指をあて悩んでいると、通路の奥から莉壱が顔を覗かせた。
「お米ってこれ?」
10キロの米袋を抱えて近寄ってくる。
あー、お米買う気満々ですね?けど、そんなに要らんっ。
「2キロのお米は無かった?」
たかがオムライスを作るだけのはずが食材とお米と一通りの調味料で大荷物になってしまった…最低限の調理器具しか置かれていないシンプルなキッチンが一気に生活感に包まれる。
「新婚みたいだね」
ニヤリと笑う莉壱の言葉はスルーした。
オムライスは父さんの好物で得意料理。父さんから作り方も教わって今ではあたしの料理のレパートリーの一品になっている。
以前テレビで見た、ふわとろオムレツに何度か挑戦しコツを掴んできたところ。
それにこの半熟タイプのオムレツは形が少々失敗しっぱいしても見栄えはなんとか誤魔化せる。
メニューを変えようかな?でも調味料は必須だし…結局買わなきゃいけない。
あごに指をあて悩んでいると、通路の奥から莉壱が顔を覗かせた。
「お米ってこれ?」
10キロの米袋を抱えて近寄ってくる。
あー、お米買う気満々ですね?けど、そんなに要らんっ。
「2キロのお米は無かった?」
たかがオムライスを作るだけのはずが食材とお米と一通りの調味料で大荷物になってしまった…最低限の調理器具しか置かれていないシンプルなキッチンが一気に生活感に包まれる。
「新婚みたいだね」
ニヤリと笑う莉壱の言葉はスルーした。
オムライスは父さんの好物で得意料理。父さんから作り方も教わって今ではあたしの料理のレパートリーの一品になっている。
以前テレビで見た、ふわとろオムレツに何度か挑戦しコツを掴んできたところ。
それにこの半熟タイプのオムレツは形が少々失敗しっぱいしても見栄えはなんとか誤魔化せる。