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intimidation love
第2章 保健室での秘め事

今みたいにな酷く最悪な気分の時でも、平気で襲って来る微睡みが忌々しい。
だがこれは、逆に有難い事でもある。
きっと、これ以上深く考え込む事を脳が拒否しているのだろう。

一度起き上がり、ベッドを仕切るカーテンを閉める。
白いカーテンに包まれたこの空間は、私が落ち着ける場所でもあった。
私が保健室を選んだのも、それが理由だ。

無意識に瞼を閉じ掛けていた私の耳に、扉の開く音が届いた。
静かな足音で、ゆっくりとこちらに近付いて来る気配を感じた。
そっと開かれるカーテンを、ぼんやりとした眼差しで見上げる。

「…起きてたのか」

よく見知った顔が、心配そうに私を覗き込む。

「うん…うとうとしてた」

「眠いならそのまま寝てればいい。担任には伝えとく」

「…そうする」

大きな手が、子供を甘やかすように私の頭を撫でる。
その手と同じ大きな安心感に包まれながら、私はすぐに意識を手放した。

そして三回目の私からの呼び出しに、先輩が姿を見せる事はなかった。
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