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intimidation love
第4章 膠着
「どこが痛いのか教えてくれないとやめようもないんだけど。それとも、痛いがの好きなの?」

先輩は軽い甘噛みを繰り返しながら、しつこく私に尋ねる。
キスの時もそうだった。
先輩は、私の羞恥心を煽る為にわざとこんな風にしているのかもしれない。
それとも、元々先輩はそういう嗜好の持ち主なのだろうか。
どのみち私には、そうやって先輩が楽しんでいると知ったところで従う以外に道はないのだ。
そうしないと、いつまでも先輩は終わらせてくれないかもしれない。

「…痛いです、胸が」

「胸のどこが?」

じっと私を見つめて来る先輩とは、恥ずかしくて目を合わせられなかった。

「…乳首が、痛いです」

「じゃあ、どうされるのが好きなの?」

「っ、わからな…」

「噛まれるのと吸われるの、どっちが好き?」

答えたくない。
そう思っていても、先輩が許してくれるわけがないという事はもうわかっている。
それでも、口に出したくない。

「ちゃんと言わないと、さっきより痛い事するよ?血が出ちゃうかも」

先輩はそう言いながら、さっきよりも強い力で歯を食い込ませた。
その痛みに、ずっと我慢していた筈の涙が溢れ始めた。

「嫌っ…噛まないでっ…!」

「じゃあ、ちゃんと言って?」

「す…吸われる方が、いいです…!」

「どこを?」

「乳首をっ、吸われるのが好きです…!」

怯える私を見上げる先輩は喉の奥で笑いながら、そこへと強く吸い付いた。
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