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地下室の被験者
第5章 実験と解剖
朝7時、目覚ましの音で起きようとすると手が動かない。美緒は固定されていることを思い出した。
「今日も実験って言ってたな・・・。そろそろ真緒に会いたい・・・。」
と少し弱気になっていた。
そんなことを思っているとヒナさんが入ってきた。
「おはよう、あの後よく寝れたかしら?」
と言いながら手の拘束を外しベットから起こした。
「もしまたクリトリス触っちゃったら大変だから実験まで手錠を付けとくわね」
と言いせっかく自由になった両手がまた後ろで留められてしまった。
「それじゃあ朝ごはん食べさせてあげるわね」
と言い美緒に赤ちゃんがつけるような前掛けを患者衣の上からつけ、一口ずつ口元に運び食べさせた。
「まるで赤ちゃんをお世話してるようでかわいいわ」
と言われると今にも死にたいぐらい恥ずかしかった。
食事の後はヒナさんに歯を磨いてもらい、寝汗のかいた患者衣を脱がせてもらった。
「あの・・・おトイレ行きたいんですけど・・・」
美緒は朝起きてからずっと我慢していた。
「あら、昨日も言った通りオムツにして」
と言われた。美緒は恥ずかしいながらももう限界だったのでオムツの中でおしっこをした。それと同時に我慢していた大便の出した。赤ちゃんの頃以来のオムツでの排泄は変な気持ちであった。オムツが重くなり、前は湿っぽく後ろはべちゃべちゃとしたものがまとわりつき実に気持ち悪かった。
「もう全部出たかな?ベットに仰向けになって」
と言われ横になるとオムツを外された。部屋中に汚物の匂いが充満した。ヒナさんはビニール手袋をした手でオムツをトレイの上に乗せ、美緒の汚れたお尻をおしりふきで拭った。恥部は脱脂綿で拭いていたが、うまくクリトリスには当たらないように拭いていた。
それじゃあ実験の準備をするわね。と言われ昨日と同じような給食の割烹着みたいな服を着させられた。この服も恥部がギリギリ隠せるかどうかぐらいの丈しかなかった。頭には昨日の不織布の帽子ではなく布のこれも給食当番みたいな白い帽子を被らされた。どう見ても給食当番の恰好であり、その下は全裸という余計に恥ずかしい見た目であった。
「それじゃあ準備もできたので実験実に向かうわよ」
と言われ部屋を出た。
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