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地下室の被験者
第5章 実験と解剖
手術室ではストレッチャーから手術台に移動した。昨日と同じ部屋であったが何やら物々しい機械が昨日以上に置かれていた。
帽子以外の服を脱がされ、帽子もピンク色の不織布のものに交換された。また手術されると思うと美緒は不安でいっぱいだった。
様々な機械が取り付けられ、カテーテルもつけられた。また浣腸も手術室で行われた。もう美緒も浣腸にはだいぶ慣れてきていた。
桜田先生が来ると顔と胸から陰部以外はすべて緑色のドレープに包まれた。そして口に酸素マスクのようなものを付けられた。
「これから新しく開発された麻酔の実験と解剖を行うわ」
と言われた。麻酔と言われ安心したが解剖というワードで美緒は涙を浮かべてしまった。
「大丈夫よ。痛くないわ。」
そういわれても涙が止まらなかった。腕には点滴がされ、輸血の準備もとられていた。
「それじゃあ麻酔入れて」
桜田先生が言うとマスク内に甘い匂いが立ち込めた。すると美緒の体は力が全く入らなくなってしまった。それと同時に感覚が一切なくなった。しかし意識はしっかりあるという不思議な感覚だった。
「痛くない?」
とお腹を思いっきりつねられても全く感覚がなかった。目は常に開けられるようにテープで止められ、時々ヒナさんが目薬をさして乾燥しないようにしていた。
「それでは解剖していきます」
というと無影灯が美緒の腹部を照らした。腹部全体を消毒された後、桜田先生の持つメスが美緒の色白な肌を切っていった。それと同時に腹部は赤く染まった。血はそこまで苦手ではなかったが、目を背けたかった。しかし今は意識があっても体一つ動かせない状態である。美緒はいやでもこの光景を見させられていた。
手術室にある鏡のせいでさらに見えやすくなっている美緒の腹部はいつの間にか内臓が露見されるほどきれいに開腹されていた。内臓が動いているのがよく分かった。心臓、肺、胃、腸、そして子宮と様々な部位が見えた。
「自分の内臓が動いているのが見えるなんて貴重な体験よ」
と言われるが美緒はもう目を背けたかった。
しばらく桜田先生が内臓を観察した後、今度は元の通りに戻していった。手術は全体で6時間ほどにも及んだ。
美緒のお腹は痛々しい傷跡だらけであるのが見える。一生傷が残ると思うと美緒は悲しくて泣きそうであった。
取り付けられていた機械は外され、全裸のままストレッチャーで手術室を出た。
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