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コーストライン
第3章 さざ波




そんな叶和に気づき、



「台においてあったココアも冷めてたから、作り直して持ってくる」



叶和の部屋の椅子の背もたれに置かれていた上着を叶和の肩にかけ、圭吾が部屋を出ようとした。

叶和はそんな圭吾のシャツの裾を掴み、



「今は、一人で居たくない」



そう、叶和はつぶやいていた。
圭吾は部屋を出ようとしていたところ、軽く息を吹き出し叶和の隣にゆっくりと座る。



「わかった、躰が冷えてるようだからヨコになって布団をかけたら?」

「。。。ねぇ、温めてくれない」

「。。。一時の感情で言ってんだったらやめなよ」

「今あったこと、今だけ忘れたいの
圭吾君だったらできるでしょ」

「後で後悔しない」

「しない」



ハッキリと意思を宿したその目を圭吾は見て、了解と呟き叶和の肩と腰に手を添え、叶和をベットにゆっくりと倒していった。



痛いほど力で、双房の膨らみがカタチを変えるほどの荒々しさに嬲られている。

痛さも過ぎると、叶和の体は快感を拾うように妖しげに揺れる。



「痛いのに感じてるってどうよ」



耳元を弄んでいる圭吾の口先が意地悪く叶和に問う。



「。。も、もっと。。。は、激し、っく、し。。。て。。。ぁぁ」



叶和は今を忘れたいがの如く、圭吾の挑発にもっともっとと、躰を仰け反らせて要求する。



「マジ、歯止めが効かなくなるけど。。。」

「ん。。。い、いい、よ。。。その、く、らいじゃ。。。壊、れない。。か、ら。。。」



叶和のその言葉を聞き、圭吾は箍が外れ、叶和の躰に今よりも激しく貪りついたのだった。





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