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第6章 ga ra su da ma




口淫から伝わる触感、
女の自慰からの視感、
BGMの狭間から溢れる淫音からの聴感。

引力に応じて下を向いていた圭吾の男根は、引力の法則に刃向かい芯を持ち、硬度と質量を増しそそり勃っていた。

女は満足そうに圭吾から受け取った避妊具をその肉厚の唇に咥え、圭吾を上目遣いに見ながら、口を使い装着していった。



「どうぞ」



そう言い、そのまま動かない圭吾に、女はおずおずと立ち上がり座っている圭吾の膝を挟んで跨り、その先にあるそそり勃つモノに標準を合わせながら自分で慰めてグショグショになったモノを圭吾のモノで擦り合わせながら腰を落としていった。

先端から徐々に包むように伝わる熱。
その柔らかく伸縮し裂け挿れる肉壁触感に、欲情はあってもそれ以外の感情が湧かない圭吾は表情を変えず、動くこともせずその様を眺めていた。

女が達したのを見て、圭吾は女の腰に手を当て自分のモノを、引き抜く。

圭吾事態は、まだ達するまでに到着しない。

腰に当てていた手で女の体制を変えさせトイレの貯水槽に肘をつかせ腰を引きそのまま後ろから突き刺し欲を吐き出すことのみに集中する。

時々、女が圭吾の名を押し殺した喘ぎとともに漏らす。



「誰か入ってきたら、ナニをしてるか聞こえますよ」



女の膣が、キュッと締まる。
圭吾は、その感覚を愉しみながら腰の動きは止めず、女の痴態をありのままに伝える。

圭吾が、欲を発散したところで、蛇口を捻り水の出る音でパウダールームに人がいることを知る。



「俺、先に出るから」



素早く身支度を整え、個室に女を置き去りにしたまま、圭吾は鏡の前で、手を洗う。

洗面台には、先程ココを使っていただろう人のウッド系の残り香が、漂っていた。




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