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続・飼っていたペットに飼われています。
第52章 運命なんてどうでもいい(スイ目線)
 なにかよくわからないが、とにかく腹が立って笑いが止まらない様子の馬鹿共の後頭部を平手で一発ずつ殴る。
 痛いと言いながら、なおも笑っているのでもう諦めることにした。
「もういい! 帰る! 俺はサキが心配なんだよ! てめーらなんか一生自分の女盗られたこと引きずって生きてろ。俺はそんなヘマしない。あいつから目を離さない。永遠に閉じ込めてやる。それでサキの心が壊れたってそんなん知るかよ!」
 不快な笑い声を止めてポカンとした顔をしている2人にトドメを刺してから走って戻ろう。本当にサキが心配だ。
「しょうがないだろ、好きになっちゃったんだから。俺からしたらお前ら優しすぎるんだよ。もしサキが誰かに盗られるくらいなら俺はサキの手足切り落としてでも外に出さないし責任も取るつもりだ。お前らの綺麗な運命論に巻き込んでんじゃねえよクソが! 俺とサキはなんの関係ないからな! 二度と俺達の前に顔見せんな!」
 そう言いながら俺はもう来た道を引き返していた。あ、これも言わないとな。

「運命なんて自分で変えろ! 人に頼ってんじゃねーそ馬鹿‼」
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