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ドS教授は変態です。
第2章 最悪の出会い
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この場にそぐわない、色香を含んだ低音イケメンボイス。
「お、お前、誰だよ?!」
上に乗っていた奴が狼狽える。
キスされてる奴が邪魔で見えないんだけど、まぢで誰?
まぁ、誰でもいいや。
この状況どうにかしてください。
「俺?俺はー、こいつに殴られた男ー」
「は?お前も?」
「この女、凶暴だな。」
「今こいつに礼儀を教えてたんだよ、お前も混ざるか?」
「へぇ、礼儀ねぇ。」
そういった瞬間、キスしてた男が吹き飛んだ。
「ぐあっ」
「お、お前!なにすんだよ」
「うるせぇ」
目の前の邪魔してたやつが吹き飛んで、
蹴り飛ばしたやつの顔が見えた。
あれ?この人‥。
「次。」
次は、手を抑えてたやつが吹っ飛んだ。
蹴り飛ばした。めっちゃ早い蹴りで。
「次。」
「ちょ、待て!な、なんだよ!お前に何したってんだよ!」
「そいつ。」
「へ?」
「そいつ、俺のだから。」
「「は?」」
私と上に乗ってる男の声がかさなる。
次の瞬間男が吹っ飛んだ。
結構細身なのに力すごいな‥
そんなことより、やっと起き上がれる‥
「っつ‥」
なんかあちこち痛い‥うう
バサっとなんかが飛んで来た。
あ‥あたしの服か‥
顔を上げると、めっちゃ見られてる。
今、ガン見はちょっと‥
「あ、あの。」
「ああ。」
「助けて頂いてありがとうございました。」
「ああ。」
「服着たいので、ちょっと向こう見ててください」
ガン見してたが、くるりと後ろを向いてタバコを吸い始めた。
下着を身につけ服を着た。
あー、シャツボタン飛んでたんだっけ、まぁいいか、カーデで隠せば。
よしっと立ち上がる。
その瞬間、がくっと崩れる。
「へ?」
なんか力‥はいらない‥
「何してる、いくぞ」
「あー‥すいません、先に帰ってください。ありがとうございました、ほんと。」
「はぁ?何いってんだお前。」
「いや、腰抜けたみたいで‥あはは」
「‥はぁ。」
呆れた感じのため息。
ガシガシと頭をかくと、近づいてきた。
「な、なに‥きゃあ!」
ガバッときたので、なんだとおもったら、抱き上げられていた。
いわゆる、お姫様抱っこで。
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