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ドS教授は変態です。
第4章 爽やか桐生くん


嘘でしょ……。

一刻も早く、部屋に戻って引きこもらなくちゃ。

私はガバリとベッドの上に立ち上がる…つもりだったけど、
マットのふかふかに足を取られて
ゴロンとひっくり返ってしまった。

「…何やってんすか…もう」

恥ずかしい。

「うぅ…」

「茉莉花さん、何のお電話だったんですか?」

起こそうと、肩を起こしてくれる。

「あ、ありがと。あのね、し、知り合いと会ったみたいで…」

「へぇ、沖縄で会うなんてすごいですね」

「そうよね、ほんと…。しかも。ホテルが同じらしいんだよね。」

「その人、男性ですか?」

「え?………そうだけど」

「…会うんですか?」

「あ、会わないわよ!…会いたくないの!だから、部屋に戻って…」

「じゃあ、いいじゃないですか。…もう少し、俺といて下さい」

「え、あのね」

「お願いします」

後ろからぎゅっと抱きしめられる。

あう〜こうしてる間にもあの悪魔が…

「ご、ごめんね、ほんとに、部屋にかえらなきゃ」

「だめです」

首筋に熱い唇が押し付けられる。

「ひゃっ、桐生く…ほんとに…」

ほんとに、こんなことしてる場合じゃないのにー!

逃げようとするけど、全然手が解けない。

「ひぁっ!」

くちゅっと音がして、耳を舐められた。

「な…な、なにして」

かぷり

耳朶を甘噛みされる。

「ちょ、んぅっ、も、やめ『ピリリリッピリリリッ』」

その時再び電話が鳴った。

上を向いて落ちた携帯の画面には、
登録されていない電話番号。


「……その男の人じゃないですか?」

「ば、番号おしえて、ないもの…」

「茉莉花さんが教えたんですよ。出ないんですか?」

相変わらず首に舌を這わせながら淡白な声で言う。

「んっ、で、出るからっ、離して…やっ」

電話は鳴り続けている。



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