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ドS教授は変態です。
第2章 最悪の出会い
「お前、俺の事好きなの?」
「えぇ?!は、はい!好きですぅ!好きになっちゃいました!」
「ふーん」
壁ドンしたまま至近距離で会話してる。
すごいな。
あのままキスしそうな‥
「ちょ、マツリ!何してるの!」
黒木さんが引き剥がしにかかった。
「壱也、何すんだよ」
「さすがに近いよ!」
「お前は、そっちの女とうまくいったのか?」
は?あたしのこと?
「な、何いって‥」
「そいつ、お前の好みだろ。よかったな。」
ニヤリと笑う、黒髪やろーをじっとみた。
長めの前髪で気がつかなかったが、切れ長の目に泣きぼくろが一つ。
「ん?なんだ?俺のがよかったか?」
スタスタと私のとこに来ると、顎をクイとあげられ、いきなりキスしようとして来た。
「ちょ、マツリ‥!」
慌てて黒木さんが止めようとするが、
パンッ
ごめんなさい、先に殴ってしまいました。
「「「「‥‥‥‥」」」」
みんなシーンと静まり返っている。
「マ、マツリ‥」
黒木さんがものすごく青ざめている。
「あの、殴ってすみませんでした。わたし、帰ります。茉莉花、これお金。」
「へっ?ゆ、ゆら‥」
「黒木さんサインありがとうございました、それでは」
わたしはさっさと、合コン会場を後にした。