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癖の下僕
第13章 最終話
 啓のアパートは築十年程の比較的きれいなアパートだった。
 久しぶりに啓に会うと緊張のあまり、話もろくに出来ず、二週間近くが、ほとんどなんの会話もなく過ぎて行った。
 ある夜、美咲は自分の部屋のベッドで啓の事をかんがえながら、オナニーをしていると、どうにも気持ちが抑えられなくなり、寝ている啓のベッドに忍び込んで、半ば無理やりキスをした。
 気持ちが抑えられない美咲は
「啓君、好き」
と、突然の告白をしてから、啓の布団のなかにもぐり、ズボンを脱がせて、昔、友達と見たAVの真似をして、人生で初めて、ペニスを口に含んだ。
 生まれて初めて精子を口にすると、あまりの独特の味に、少し気持ち悪くなり、慌ててベッドを飛び出して、洗面所に啓の精子を吐き出した。

 次の朝、啓が美咲に何か言おうとしたが、昨晩のことが恥ずかしくなり、慌てて家を出てしまった。
 また、しばらくの間、啓とは口を利かずに過ごしていたが、ある日、啓が普段どんな風に過ごしているのか気になった美咲は、大学に行くふりをして、啓の後をつけて行った。
 啓は、新宿まで電車で出かけ、体のムチムチした胸の大きな女性と新宿駅の南口で待ち合わせると、仲良さげに手をつないでデートを始めた。
 啓はああいう無駄な肉をたくさんつけた女が好きなのか。子供のころから大して成長していない自分の胸に目を落として、美咲は顔をしかめた。
 美咲は二人のデートを、隠れながら追跡した。
 二人はお昼を、お洒落なカフェで食べ、映画を見た後で、路地裏で軽いキスをしてから、昼間のうちに別れた。
 女の後をつけると、女は別の場所で他の男と会っていたのだ。
 それを見て腹を立てた美咲は、女の自宅を突き止めて、後日、封筒に手紙を入れ宛先も、送り主も書かずに投函した。
手紙には、女の浮気に気づいているという事、啓と別れなければひどいことになるぞ、といった内容を書いた。
 後になって、手書きはまずかったか、と反省したが、後日、再び啓の後をつけていくと、啓がデカパイ女に振られている現場を見ることができた。
 突然、彼女から別れを告げられ、悲しい顔をする啓の事がかわいそうで、胸が痛くなったが、浮気女から救ってあげたと、思うとなんだか誇らしい気持ちになった。
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