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癖の下僕
第13章 最終話
すぐ横の古い喫茶店で出されたパフェは、ミカの言う通りなかなかおいしかった。黙ってたべていると、
「芸能界はやめたほうがいいよー。特に女の子は。いろいろあるしね」
と芸能界の人間関係や、仕事の大変さ、枕営業を迫られた話などを始めた。
「この間なんかさ、いい仕事紹介する、っとか言ってね。体迫ってきたやつがいて、新藤とかいうやつなんだけど。業界に力があるとか言ってさ。
家まで行ったんだけど、そいついきなりロープとか出してきてさ、縛ろうとすんの。キモイよねー。で、ふざけんなーって言って、飛び出してきたんだよねー。
私、馬鹿だから、たぶんイケるとか思ったんじゃない?いくらいい仕事持ってこられても、無理無理」
と言って残してあったパフェのさくらんぼを口に入れた。
「どんな仕事の話だったんですか」と美咲が聞くと、ミカは口をもぐもぐさせながら、
「どんなテレビ番組でも出させてやる、だってさ」
と言ってから、さくらんぼの種を器に出した。
「芸能界はやめたほうがいいよー。特に女の子は。いろいろあるしね」
と芸能界の人間関係や、仕事の大変さ、枕営業を迫られた話などを始めた。
「この間なんかさ、いい仕事紹介する、っとか言ってね。体迫ってきたやつがいて、新藤とかいうやつなんだけど。業界に力があるとか言ってさ。
家まで行ったんだけど、そいついきなりロープとか出してきてさ、縛ろうとすんの。キモイよねー。で、ふざけんなーって言って、飛び出してきたんだよねー。
私、馬鹿だから、たぶんイケるとか思ったんじゃない?いくらいい仕事持ってこられても、無理無理」
と言って残してあったパフェのさくらんぼを口に入れた。
「どんな仕事の話だったんですか」と美咲が聞くと、ミカは口をもぐもぐさせながら、
「どんなテレビ番組でも出させてやる、だってさ」
と言ってから、さくらんぼの種を器に出した。