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癖の下僕
第5章 2話 篠崎紗矢
会社で自分のパソコンを開くと会社の個人アドレス宛に、知らないアドレスから、
“金曜、夜七時、○○公園”
という短い文章とともに画像データ添付メールが送られてきていた。
不審に思いながら、辺りを見回し、誰も見ていないことを確認すると、その画像ファイルを開いた。すると朝見た写真とは別の日に撮られたであろう、紗矢のはしたない姿の画像が画面に映し出された。
あわてて画像を閉じると、紗依は再び辺りを見回した。
恐らく無視したらメールでばらまくということなのだろう。
これでは明日、公園に行くしかない。
その日は誰の仕業なのかが気になって、仕事がうまく手につかなかった。
明日は、会社終わりに、あかりをうまく誘い出して、新藤に六本木のお店で会わせなければならない。
そのあとでまた新宿に戻ってきて、新宿の公園へ・・・
公園は駅から距離があるから、電車で六本木に向かったら、行って帰ってきて、きっと十九時には間に合わない。いまさら新藤との約束を断るのもよくない。
そうなるとタクシーを使うしかなかった。
お金はかかるがしょうがない。普段から節約をしているせいで、そういう無駄な出費には神経をつかってしまう。
その日の夜は不安から、いつもの日課を行うことはできなかった。
いつからか部屋の中で排便をするのが当たり前になっていて、トイレの中では上手くうんちを出すことができなくなっていた。
排便をしないまま、まま次の日を迎えてしまった。便秘にならないよう注意して、毎日快便だったのに。犯人め、許せない。
不安な気持ちを抱えながらもその日はそれなりに仕事をこなし、あかりを誘い出し、新藤とうまく合わせることもできた。
時間がなかったのでしょうがないが、新藤にもろくな挨拶をせずにで店を飛び出してきてしまった。
きっと今度あかりも怒られる。
でも、紗矢はそれどころではなかった。急いでタクシーに乗り込み行き先を告げた。時間はもう十八時五十分を過ぎている。
時間に遅れたら何をされるかわからない。
普段はおっとりとした性格の紗矢だが、信号で止まるたびにイライラしていた。
“金曜、夜七時、○○公園”
という短い文章とともに画像データ添付メールが送られてきていた。
不審に思いながら、辺りを見回し、誰も見ていないことを確認すると、その画像ファイルを開いた。すると朝見た写真とは別の日に撮られたであろう、紗矢のはしたない姿の画像が画面に映し出された。
あわてて画像を閉じると、紗依は再び辺りを見回した。
恐らく無視したらメールでばらまくということなのだろう。
これでは明日、公園に行くしかない。
その日は誰の仕業なのかが気になって、仕事がうまく手につかなかった。
明日は、会社終わりに、あかりをうまく誘い出して、新藤に六本木のお店で会わせなければならない。
そのあとでまた新宿に戻ってきて、新宿の公園へ・・・
公園は駅から距離があるから、電車で六本木に向かったら、行って帰ってきて、きっと十九時には間に合わない。いまさら新藤との約束を断るのもよくない。
そうなるとタクシーを使うしかなかった。
お金はかかるがしょうがない。普段から節約をしているせいで、そういう無駄な出費には神経をつかってしまう。
その日の夜は不安から、いつもの日課を行うことはできなかった。
いつからか部屋の中で排便をするのが当たり前になっていて、トイレの中では上手くうんちを出すことができなくなっていた。
排便をしないまま、まま次の日を迎えてしまった。便秘にならないよう注意して、毎日快便だったのに。犯人め、許せない。
不安な気持ちを抱えながらもその日はそれなりに仕事をこなし、あかりを誘い出し、新藤とうまく合わせることもできた。
時間がなかったのでしょうがないが、新藤にもろくな挨拶をせずにで店を飛び出してきてしまった。
きっと今度あかりも怒られる。
でも、紗矢はそれどころではなかった。急いでタクシーに乗り込み行き先を告げた。時間はもう十八時五十分を過ぎている。
時間に遅れたら何をされるかわからない。
普段はおっとりとした性格の紗矢だが、信号で止まるたびにイライラしていた。