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癖の下僕
第5章 2話 篠崎紗矢

 いわれた通り、そのまま白い綿のパンティとグレーのパンツを履きおえると、一度近くの公衆便所へ人目を避けながら向かい、両手を、特に左手をしっかりと水で洗い流した。
 しかし、石鹸もない公衆便所で、いくら一生懸命に洗っても左手の中指についた臭いは消えはてくれなかった。

 公園からいつも使ってる新宿駅までは徒歩十分程度だが、新宿駅と言えば乗降者数が世界最大の巨大な駅だ。この時間帯は多くのの人で混雑している
 左手の臭いを気にして、少しでも人目を避けたい紗矢は、新宿駅よりも少し遠い、代々木駅に向かって足早に歩いた。
 歩いていると、紗枝の大きなお尻の隙間にパンティが少しずつ喰い込んできた。
排泄してから、拭くことを許されていない紗枝のアナルに着いた便のカスが、喰い込んだパンティにこすりつけられ、徐々に股間全体に広がっていくのを想像すると紗矢は、少しだけ気持ち悪くなったが、同時に胸が締め付けられるような快感を覚えていた。
こんなことで、興奮しているなんて、なんて変態なんだろう。
電車に乗り、自宅最寄りの駅まで移動する間、臭いで周りに気付かれるのではないかという不安と、奇妙な快感で紗矢は頭の中は真っ白になっていた。
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