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癖の下僕
第6章 3話 九段下啓
美咲がうちに来たのは二年ほど前だった。
東京の大学へ行きたいという一心で、必死に勉強して、難関大学である京葉大に受かったのだった。
しかし、美咲の過保護な父親、つまり啓の叔父が、美咲の上京に反対したため、啓の両親が、東京で一人暮らしをしている従兄の啓に、しっかりと面倒を見させる、ということを勝手に約束して、納得させた。
子供の時はよく一緒に遊んだ二人だが、美咲が中学に上がった頃から、家が離れていたこともあり年に一、二回、親戚の集まりでしか会わなくなっていた。
啓の母親は、二年前の三月に、大学を卒業して、音楽活動を本気で始めたばかりの、何も知らない啓のもとに突然電話をして、啓のアパートに美咲を居候させると告げると、その翌週には段ボール四つと一緒に、中学生くらいにしか見えない少女を送り付けたのだった。
両親としては、大学を出たのに、就職もせず、ミュージシャンの道を進むと決めた啓のために、少しでも仕送りを続ける口実が欲しかったようだ。
最初美咲は、借りてきた猫みたいにおとなしかった。会話という会話もほとんどなく、本当に二人はあかの他人という感じで生活をしていた。
美咲がやってきてから二週間ほどたったある夜、突然、寝ている啓のベッドに美咲が潜り込んできた。
啓が抵抗する間もなく、美咲は啓の唇の隙間に、小さな舌をねじ込んだ。
唾液を絡めあう、短く、激しいキスのあとで美咲は
「啓君、好き」
と小さな声で呟き、そのまま布団の中で啓の寝間着のズボンを脱がし始めた。
気が付けばあっという間に、美咲の小さな手と舌で、啓の小さめのペニスは絶頂を迎えさせられていた。
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