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癖の下僕
第6章 3話 九段下啓
約束通りに大人しくしていると美咲は、三日から一週間おきに、貞操帯を外して啓を射精まで導いてくれた。
そんな関係のまま年を越したある朝、啓のアパートに一通の封筒が届いた。
差出人は有名な芸能事務所“東雲プロダクショント”となっていた。
まったく身に覚えのない啓は、不思議に思いながらも、封を開けて中を見ると、“貴殿の”から始まる堅苦しい文章で、新人オーディションの一次審査に合格したことを告げる手紙が入っていた。
東雲プロの新人オーディションといえば、歌手、芸人問わず、多くの有名人を輩出してきた、実績のある企画だ。
しかし、応募などした覚えなどまったくない。
手紙には、二月の初旬に、事務所へ来るように書かれていた。
その夜、大学から帰ってきた美咲にそこのことを話すと
「へー、すごいじゃん。頑張ってね」
とだけ答えた。
二月になり東雲プロダクションの事務所を訪ねると、ほとんどちゃんとした面接をすることもなく、契約書にサインをさせられ、啓は東雲プロダクション所属アーティストとなったのだった。
そんな関係のまま年を越したある朝、啓のアパートに一通の封筒が届いた。
差出人は有名な芸能事務所“東雲プロダクショント”となっていた。
まったく身に覚えのない啓は、不思議に思いながらも、封を開けて中を見ると、“貴殿の”から始まる堅苦しい文章で、新人オーディションの一次審査に合格したことを告げる手紙が入っていた。
東雲プロの新人オーディションといえば、歌手、芸人問わず、多くの有名人を輩出してきた、実績のある企画だ。
しかし、応募などした覚えなどまったくない。
手紙には、二月の初旬に、事務所へ来るように書かれていた。
その夜、大学から帰ってきた美咲にそこのことを話すと
「へー、すごいじゃん。頑張ってね」
とだけ答えた。
二月になり東雲プロダクションの事務所を訪ねると、ほとんどちゃんとした面接をすることもなく、契約書にサインをさせられ、啓は東雲プロダクション所属アーティストとなったのだった。