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癖の下僕
第7章 4話 市ヶ谷あかり
篠崎先輩は、黒いパンツスーツ姿でパソコンに向かい作業をしていた。
「先輩、これ聴いてみてください」
あかりが話しかけると、紗枝は一瞬ビクッとしてから、あかりの方を見て
「あかりちゃんかぁ。びっくりした。あっ・・・昨日は本当にごめんなさい。突然帰っちゃって・・・・」
と申し訳なさそうに言った。
「まあ、昨日のことはしょうがないです。それはいいんで、これ、聴いてみてくださいよ」
あかりはうれしそうにそう言った。
「なぁに?これ」
という、少しおっとりした紗枝の返事に、早く早くとあかりが急かした。
パソコンにCDをいれて、プレイヤーを起動すると、パソコンの安いスピーカーのせいで、さっきよりも、さらに悪い音質で啓の曲が流れ始めた。
最初、まじめな顔をしていた紗枝の顔が徐々に驚きへ変わっていく。紗枝は曲を聞き終えるとすぐに目を輝かせ
「すごい!素敵!」
と感動の言葉を漏らした。
「でしょでしょ!これ絶対売れますよ。社長もそう言ってました」
「そうね。早速ちゃんとしたレコーディングをしなきゃ。予算の件はわたしに任せて、あかりちゃんはスタジオと啓君のスケジュールを確認して」
「わっかりましたー」
あかりは、そう元気に返事をすると、啓のもとへ戻り、今後のスケジュールの相談を始めた。
「先輩、これ聴いてみてください」
あかりが話しかけると、紗枝は一瞬ビクッとしてから、あかりの方を見て
「あかりちゃんかぁ。びっくりした。あっ・・・昨日は本当にごめんなさい。突然帰っちゃって・・・・」
と申し訳なさそうに言った。
「まあ、昨日のことはしょうがないです。それはいいんで、これ、聴いてみてくださいよ」
あかりはうれしそうにそう言った。
「なぁに?これ」
という、少しおっとりした紗枝の返事に、早く早くとあかりが急かした。
パソコンにCDをいれて、プレイヤーを起動すると、パソコンの安いスピーカーのせいで、さっきよりも、さらに悪い音質で啓の曲が流れ始めた。
最初、まじめな顔をしていた紗枝の顔が徐々に驚きへ変わっていく。紗枝は曲を聞き終えるとすぐに目を輝かせ
「すごい!素敵!」
と感動の言葉を漏らした。
「でしょでしょ!これ絶対売れますよ。社長もそう言ってました」
「そうね。早速ちゃんとしたレコーディングをしなきゃ。予算の件はわたしに任せて、あかりちゃんはスタジオと啓君のスケジュールを確認して」
「わっかりましたー」
あかりは、そう元気に返事をすると、啓のもとへ戻り、今後のスケジュールの相談を始めた。