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癖の下僕
第8章 5話 篠崎紗矢
五分ほど経ってから、再び電話がかかってきた。
「サングラスを外してワンピースの裾をめくりながら、今いる通路をゆっくりと抜けるんだ。そのまま真っ直ぐ進んだところにあるコインパーキングの精算機の裏に置いてある袋の中身を確認したら、その場に、今履いているパンティを捨てて帰るんだ」
そう指示をだすと、電話はすぐに切れた。
通路にも人通りはあるが、表の通りほどではない、震えた手でサングラスを外すと、ワンピースの裾をめくり反対側の出口へ歩き始めた。
半分くらいまで来たところで、向こうから知っている顔が歩いてくるのに気がついた。
紗矢の働く芸能事務所の、シンガーソングライター、九段下啓。その横には、確か九段下啓と一緒に住んでいる従妹、新保美咲もいる。
美咲は一度、啓と一緒に事務所に来たことがある。
二人は紗矢に気づくと一瞬挨拶をしようと口を開きかけたが、紗矢の格好を見ると、驚いた顔をして目をそらし、そのまま何も言わずにすれ違っていった。
愕然としながら紗弥は、電話の指示通り、歩いてコインパーキングまで向かった。
コインパーキングは少し歩いた先に合った。言われたとおりに精算機の裏を確認すると、スーパーのビニールが置いてあった。
中を見ると先日、紗矢の抽斗から盗まれていた十枚ほどのパンティが入っていた。
精算機の陰に隠れながら、茶色く染まったパンティを脱ぎ捨てると、袋の中から適当なパンティを取り出し、それを履いて、足早にその場を立ち去った。
紗矢が立ち去った後、すぐにコインパーキングに小太りの中年が姿を現した。
紗矢の勤める芸能事務所の社長、権堂だ。
権堂は捨てられていた、尿と愛液とオリモノ、そして大量のうんちがついたパンティを拾い上げると、少し臭いをかぎ、笑みを浮かべてから、鞄の中から取り出したビニール袋に大切そうにしまうと、紗矢が立ち去ったのと反対側にゆっくりと、さも愉快そうに歩いて行った。
「サングラスを外してワンピースの裾をめくりながら、今いる通路をゆっくりと抜けるんだ。そのまま真っ直ぐ進んだところにあるコインパーキングの精算機の裏に置いてある袋の中身を確認したら、その場に、今履いているパンティを捨てて帰るんだ」
そう指示をだすと、電話はすぐに切れた。
通路にも人通りはあるが、表の通りほどではない、震えた手でサングラスを外すと、ワンピースの裾をめくり反対側の出口へ歩き始めた。
半分くらいまで来たところで、向こうから知っている顔が歩いてくるのに気がついた。
紗矢の働く芸能事務所の、シンガーソングライター、九段下啓。その横には、確か九段下啓と一緒に住んでいる従妹、新保美咲もいる。
美咲は一度、啓と一緒に事務所に来たことがある。
二人は紗矢に気づくと一瞬挨拶をしようと口を開きかけたが、紗矢の格好を見ると、驚いた顔をして目をそらし、そのまま何も言わずにすれ違っていった。
愕然としながら紗弥は、電話の指示通り、歩いてコインパーキングまで向かった。
コインパーキングは少し歩いた先に合った。言われたとおりに精算機の裏を確認すると、スーパーのビニールが置いてあった。
中を見ると先日、紗矢の抽斗から盗まれていた十枚ほどのパンティが入っていた。
精算機の陰に隠れながら、茶色く染まったパンティを脱ぎ捨てると、袋の中から適当なパンティを取り出し、それを履いて、足早にその場を立ち去った。
紗矢が立ち去った後、すぐにコインパーキングに小太りの中年が姿を現した。
紗矢の勤める芸能事務所の社長、権堂だ。
権堂は捨てられていた、尿と愛液とオリモノ、そして大量のうんちがついたパンティを拾い上げると、少し臭いをかぎ、笑みを浮かべてから、鞄の中から取り出したビニール袋に大切そうにしまうと、紗矢が立ち去ったのと反対側にゆっくりと、さも愉快そうに歩いて行った。