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癖の下僕
第9章 6話 九段下啓
ようやく、言われていることが理解できた啓は、驚きと喜びが入り混じった顔をしながら、
「えっ、僕にですか?でも・・・なんで?」
と質問した。
「フフフ・・・なんでだろうね?でも、理由なんてどうでもいいじゃない。特番よ、特番!」
とはしゃぐあかりに、
「まあ・・・そうですね!頑張らなくっちゃ・・・」
と不安と喜びが混じった声で答えた。
「これからは、わたしと篠崎先輩の二人体制で啓君の応援をすることになったから、よろしくね」
少し真面目な顔に戻ってから、あかりはそういって身を乗り出し、握手をするため、啓の方に右手を差し出した。
「篠崎先輩」と聞いて、おととい、新宿の高架下で篠崎紗矢とすれ違ったことを思い出した。
彼女は、丈の短い白いワンピースの裾をたくし上げ、パンティを晒しながら歩いていた。しかもそのパンティの股の部分は、とてつもなく下品な色に染まっていた。
あれは、篠崎さんに間違いなかった。
声を掛けようとしたが、驚きから目をそらし、無言ですれ違ったのだ。
「篠崎さん・・・ですか?今はどちらに?」
と、啓が差し出された手を握りながら、質問をすると、
「さっき、急に社長に呼び出されたみたいで・・・本当は一緒に報告をする予定だったんだけど・・・」
と、あかりは社長室へ行くために使うエレベーターの方を見ながら答えた。
「ああ・・・そうなんですか・・・じゃあ、また今度ですね」
と、啓が返事をすると、
「あっ。啓君、篠崎先輩に会いたかったのぉ?いっつも会うたび顔、真っ赤にしてるもんねー。
もしかして啓君、篠崎先輩に気がある?」
と意地悪そうに言うあかりに、
「そ・・・そんなことないですよ」
と、少し顔を赤くして答えた。
「えっ、僕にですか?でも・・・なんで?」
と質問した。
「フフフ・・・なんでだろうね?でも、理由なんてどうでもいいじゃない。特番よ、特番!」
とはしゃぐあかりに、
「まあ・・・そうですね!頑張らなくっちゃ・・・」
と不安と喜びが混じった声で答えた。
「これからは、わたしと篠崎先輩の二人体制で啓君の応援をすることになったから、よろしくね」
少し真面目な顔に戻ってから、あかりはそういって身を乗り出し、握手をするため、啓の方に右手を差し出した。
「篠崎先輩」と聞いて、おととい、新宿の高架下で篠崎紗矢とすれ違ったことを思い出した。
彼女は、丈の短い白いワンピースの裾をたくし上げ、パンティを晒しながら歩いていた。しかもそのパンティの股の部分は、とてつもなく下品な色に染まっていた。
あれは、篠崎さんに間違いなかった。
声を掛けようとしたが、驚きから目をそらし、無言ですれ違ったのだ。
「篠崎さん・・・ですか?今はどちらに?」
と、啓が差し出された手を握りながら、質問をすると、
「さっき、急に社長に呼び出されたみたいで・・・本当は一緒に報告をする予定だったんだけど・・・」
と、あかりは社長室へ行くために使うエレベーターの方を見ながら答えた。
「ああ・・・そうなんですか・・・じゃあ、また今度ですね」
と、啓が返事をすると、
「あっ。啓君、篠崎先輩に会いたかったのぉ?いっつも会うたび顔、真っ赤にしてるもんねー。
もしかして啓君、篠崎先輩に気がある?」
と意地悪そうに言うあかりに、
「そ・・・そんなことないですよ」
と、少し顔を赤くして答えた。