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癖の下僕
第11章 8話 篠崎紗矢
紗矢が泣き止むと、事情をすべて承知した翔太が、さっきひっぱたかれた左頬を赤くしたまま、真面目な顔をして言った。
「僕に全部任せてください。今日は会社を休んで明日、休職届を出してください。・・・大丈夫です、僕は刑事ですから。頼れる仲間もたくさんいるんです」
紗矢は、うつむいて、
「他の人に、このこと知られたくない・・・・」
と言った。
「大丈夫です。上手くやりますよ」
そう言って昨日の夜、紗矢が立て替えてくれた分の代金を紗矢に渡してから、背筋を伸ばして翔太は部屋から出て行った。
あかりや、啓君のことが心配だったが、紗矢は言われたとおり休職を申し出るとて、しばらくの間、会社を休むことにした。
「僕に全部任せてください。今日は会社を休んで明日、休職届を出してください。・・・大丈夫です、僕は刑事ですから。頼れる仲間もたくさんいるんです」
紗矢は、うつむいて、
「他の人に、このこと知られたくない・・・・」
と言った。
「大丈夫です。上手くやりますよ」
そう言って昨日の夜、紗矢が立て替えてくれた分の代金を紗矢に渡してから、背筋を伸ばして翔太は部屋から出て行った。
あかりや、啓君のことが心配だったが、紗矢は言われたとおり休職を申し出るとて、しばらくの間、会社を休むことにした。