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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第42章 水面下での行動
達也が真っ先に向かったのは興信所だった。
本来ならネットで調べる事も出来るが、信憑性に欠ける。

達也が探して見つけた興信所は、繁華街の裏通りに面した古いビルの一室だ。

この界隈はいかにも危険な雰囲気が漂っていた。
達也にとってはむしろ好都合だった。

案の定、室内に入ると、とてもカタギには見えない中年のオヤジに気の弱そうな若者、そして恰幅のよい初老の3人が色々な調査をしていた。

達也は単刀直入に、どんな仕事でも構わない、多少の汚れ役を引き受ける弁護士を探して欲しいと伝えた。

金に糸目はつけない、だから早めに見つけて欲しいと言った。

期間は4,5日以内に見つける事、それが達也の出した条件だ。

そして達也は何食わぬ顔をして、母親と同行し、仕事のノウハウと関係者への挨拶回りをこなした。

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