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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第49章 次期社長について
オレや幹部連中は事情聴取を受けるだろうが、これも計算通りだ。

家を出た時は、不適な笑みを浮かべていたが、会社に着く頃には、憔悴しきった顔で、母親が使用していた社長室に入った。

中には既に何人かの幹部連中がいて、達也は昨晩警察に捜索願いを出した事を伝えた。

そして会社にも警察が来て、色々と聞かれるだろうが、ご了承下さいと言って頭を下げた。

案の定、警察が来て、達也を始め、数人の幹部連中が色々と聞かれた。

社内では社長が失踪した、もしくは誘拐されたと口々にする社員もいて、仕事どころではなかった。

達也はこの様子を見て、一人の幹部にターゲットを絞った。

その幹部の名は、沢渡(さわたり)母親が社内で1番信頼しており、右腕的な存在であり、幹部の中でも、群を抜いて優秀な人物だった。

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