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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第61章 死に場所
15才にして、住所不定という過酷な生活で、フラストレーションが溜まりに溜まっていた。

そんなある日、仕事で製品の袋詰めをする作業をしていた。
いつまでこんな事してりゃいいんだ、オレは一体何をやってるんだろう?

そう考えてきたら、空しくなり、こんな作業バカバカしいと思えた。

亮輔は作業を止め、外に出た。
ふざけんな、こんな事やってられっか!とばかりにそのまま帰ってしまった。

住む所も無い、仕事は安くてロクな作業しかない。

亮輔はまたリュックを背負い、キャリーバックをゴロゴロと引きずりながらアテもなく歩いた。

(何だこのロクでもない人生は?オレはこのままフラフラとアテもなく歩いて何処へ行こうとしてるんだ…)

情けなくなって思わず涙がこぼれ落ちた。

残りの金も後僅か、こうなったらこの年でホームレスになるしかないのか。

どのくらい歩いたのだろうか、いつの間にか知らない場所まで来ていた。
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