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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第64章 最期
亮輔は鴨志田が保証人になるという事で、六畳一間のアパートを借りる事が出来た。

同時に定時制高校に通うようになり、昼間はファストフード店でバイトをするという生活を始めた。

時給は安いが、比較的簡単な作業で、スタッフにも恵まれ、それなりに充実した日々を送っていた。

高校は亮輔より年上の連中がほとんどで、最初は中々話しかけるのに躊躇したが、徐々に打ち解け、何でも話せるような関係になっていった。

亮輔はバイトの給料だけでは生活出来なかったのだが、鴨志田がせめて母親らしい事がしたいという思いで、毎月15万を亮輔の口座に振り込んでいた。

ホームレスみたいな生活を送っていた亮輔にとって、住む場所や働く場所、そして学校で仲間と一緒に色んな話をしているという、ごく当たり前の生活を満喫していた。


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